コラム
購買業務のDX化とは?〜購買管理システムの更なる活用〜
効率化・最適化に必要な考え方について解説

はじめに
近年、企業活動のあらゆる領域での「DX(デジタルトランスフォーメーション)化」が、業務改善活動の中で常態化して来ています。 購買業務においても例外はなく、あらゆる企業が紙やExcelに頼った従来の業務から、デジタルツールを活用した効率的な運用へと変革を進めています。
しかし、あくまでDX化の本質は「ツールの導入」ではなく「業務の変革」にあります。 本コラムでは購買部門に焦点を絞り、業務のDX化に必要な視点や具体手法についてご説明いたします。
目次
- 購買業務におけるDX化とは?
- 購買管理システムの役割と更なる活用方法
- 実践のポイント
購買業務におけるDXとは?
前段で書いた通り、購買業務のDX化とは単なるデジタル化ではありません。
業務プロセスそのものを見直し、より効率的かつ戦略的な購買活動を実現することがDX化の目的です。
例えば、従来の紙ベースの発注業務では、承認の遅延や作業知見の属人化が主な課題となり得ます。
これをシステム化することで、リアルタイムでの進捗管理や業務データの一元化が可能となり、業務スピードが飛躍的に改善されます。
これが購買業務のDX化の手法として一般的になってきている「購買管理システムの導入」になります。
購買管理システムの役割と更なる活用方法
■購買管理システムの役割
購買管理システムとは、主に発注から承認、納品、支払までの一連のプロセスを一元管理するシステムのことを指します。
導入により購買業務の効率化と精度向上の支援になるとともに、蓄積された購買データを分析することで、コスト削減やサプライヤ選定の最適化など、戦略的な意思決定にも活用ができます。
■更なる活用方法
購買管理システムに様々なモジュールを連携することで、更なる効率化・最適化を図ることができます。
代表的なのは、カタログモジュールの連携です。 外部電子カタログサイトや、自社専用カタログなどあらゆるカタログを連携させることで、より多くの購買条件から探すことができ、コスト削減にも繋がります。
また、当社の「無限カタログ」のような、あらゆるカタログを統合比較検索できる専用モジュールなどもあり、こちらも購買管理システムとの連携による発注時の商品選定プロセスの大幅短縮など、更なる購買業務の変革が図れます。
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実践のポイント
補足として、実際に購買業務のDX化を成功させるデジタルツール導入・活用のコツとして、一般的には以下のポイントが重要とされていますので、ご参考下さい。
■現場の声に則した課題提起とツール選定
ついつい機能ベースで考えがちですが、大事なのは実際の現場が何に困っているのか、
その意見を元にしてデジタルツールを検討しましょう。
■小さく始めて、段階的に拡張するアプローチ
特に大企業に多い傾向ですが、いきなり元の仕組みからすべて一新することはリスクが高いです。
まずは一部の事業所、所によっては特定の業務部分からシステムへの置換を始め、徐々に範囲を広げていくことで、現場の混乱を防ぎながらDX化を推進するコツです。
■定期的な運用見直しと改善
導入後も定期的に業務フローやシステム・モジュールの使い方を見直し、継続的な改善を図ることが重要です。
その改善に寄り添ってくれるパートナーになり得るかも、導入検討時の重要な確認ポイントです。
おわりに
繰り返しになりますが、購買業務のDX化にとって大事なのは「業務全体の質を高めるためにどう変えるか」を考えることです。
購買管理システムだけでなく、それに連携させるカタログモジュールなど便利ツールまで検討することが、購買部門自体の業務効率化だけでなく、企業全体の競争力強化にも繋がりますので、この機会に一度自社の状況を見直してみても良いかもしれません。
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