コラム
「やるべき仕事」と「任せる仕事」~コア業務・ノンコア業務・BPOの考え方~

はじめに
企業の業務効率化やDX化が進む中で、「コア業務」「ノンコア業務」、そして「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
これらの概念は、単なる業務分類にとどまらず、企業の競争力強化やコスト削減、働き方改革にも深く関わる
重要なキーワードです。
本コラムでは、これらの用語の意味や違い、そして購買業務における活用方法について、わかりやすく解説します。
目次
- コア業務・ノンコア業務とは?
- BPOとは?
- 購買業務におけるBPOの活用
コア業務・ノンコア業務とは?
企業活動は大きく「コア業務」と「ノンコア業務」に分類できます。
- コア業務
企業の競争力や価値を直接生み出す中核的な業務です。
製品開発、営業戦略、顧客対応など、企業の成長や差別化に直結する活動が該当します。 - ノンコア業務
コア業務を支える間接的な業務で、経理、総務、購買、庶務などが含まれます。
これらの業務は、企業の競争力を直接生み出すわけではありませんが、「企業の基盤を整える仕事」として
非常に重要です。
そのため、効率化や外部委託をうまく活用することで、社内のリソースをより戦略的な業務に
集中させることが可能になります。
ノンコア業務は「重要ではあるものの、企業の競争力を直接左右する領域ではない」といえます。
そのため、効率化や外部委託をうまく活用することで、社内のリソースをより戦略的な業務に集中させる体制を整える事が、企業の成長にとって非常に有効です。
BPOとは?
BPO(Business Process Outsourcing)とは、ノンコア業務を外部の専門業者に委託することで業務効率化やコスト削減を図る手段の一つです。
例えば、購買業務の一部をBPO化することで、
・社内の人材を製品開発や営業戦略といったコア業務に集中できる
・専門業者による標準化で業務品質が向上する
・固定費を変動費化し、経営の柔軟性が高まる
といったメリットが得られます。
BPOは単なる「外注」ではなく、企業の成長を支える戦略的な選択肢です。
特にDX化と組み合わせることで、購買業務や間接業務の効率化をさらに加速することができます。
購買業務におけるBPOの活用
購買業務は、BPOの対象として非常に適した領域です。
発注・納期管理、サプライヤとのやり取り、見積取得や価格交渉、購買データの集計・分析など、
定型的で時間を要する業務は外部委託によって効率化することができます。
これにより、購買部門はより戦略的な業務に集中でき、企業全体の競争力向上にもつながります。
さらに、購買管理システムや電子カタログと連携することで、BPO業者との情報共有がスムーズになり、
業務品質を維持しながら効率化を実現できます。
BPOを成功させるためには、次のポイントが重要です。
■業務の棚卸しと切り分け
まずは、購買業務全体を棚卸しし、どの業務が自社の強みを発揮するコア業務で、どの業務が外部委託に適した
ノンコア業務なのかを明確にすることが重要です。
このプロセスを丁寧に行うことで、BPO化の範囲や目的がはっきりし、無駄なコストやリスクを避けながら
効率化を進めることができます。
■信頼できるパートナー選定
BPOの成功は、委託先の選定に大きく左右されます。単に業務を代行するだけでなく、運用の最適化や改善提案に積極的に関わってくれるパートナーを選ぶことがポイントです。
実績や対応力、コミュニケーションの質を確認し、長期的に信頼関係を築ける企業を選びましょう。
■システムとの連携強化
BPOを最大限に活用するためには、購買管理システムなどのツールとの連携が欠かせません。
システムを活用することで、発注や納期管理、データ共有がスムーズになり、業務品質を維持しながら効率化を
実現できます。さらに、情報の一元化により、BPO業者とのやり取りもスピードアップし、
ミスや手戻りを防ぐことができます。
おわりに
「コア業務」「ノンコア業務」、そして「BPO」という考え方は、企業の業務改革において欠かせない視点です。
購買業務においても、BPOの活用とDX化を組み合わせることで、より効率的かつ戦略的な運用が可能になります。
この機会に、自社の業務を棚卸しし、BPOやツール活用による業務改善を検討してみてはいかがでしょうか。
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